「堕落論」 (坂口安吾)

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太宰治と並び称される
無頼派・坂口安吾の
渾身のエッセイ。

「堕落論」と「続堕落論」は
面白い。


人間は、生まれてから、
ずっと、「堕落」してゆく。

「堕落」しきったところで、
何が真実かが、わかるだろう。

上っ面を取り繕うのは、よくない。
生の人間らしい感情を
取り戻そう。

誤解を恐れず要約すると、
そういうことではなかろうか。

第二次世界大戦、
太平洋戦争の敗戦で焦土と化した
日本。

太宰治は、「死」を見つめ、
坂口安吾は、「生」を志向した。

そして、「特攻隊に捧ぐ」は、
ぜひ、読んでほしい。

戦争はダメだが、
特攻隊の精神はよい。

生と死。

天皇制と軍部と日本国民の関係。
愚弄と尊厳。

二律背反な中に、
真実が見え隠れしている。

それを巧みに利用するのが政治であり、
それを描きだし問題提起するのが
文学なのかもしれない。

文字通りの堕落と、
その先の死が増えている今の日本。
2009年夏の衆議院選挙(総選挙)は、
自民党から民主党への
政権交代選挙の様相を呈している。
マニフェスト (manifesto)という単語も、
「政権公約」とも訳され、一般化した。

坂口安吾が見れば
なんというだろうか。

政治は、
「堕落」しきれていないのではないか。

まだ上っ面を
こねくりまわしているのではいか。

たぶん、そう言うのだろう。

「堕落」を許容しながら生きていくのが、
生きるということなのかもしれないが。





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