第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した映画『万引き家族』の是枝裕和(著)『映画を撮りながら考えたこと』(ミシマ社)  


第71回カンヌ国際映画祭。コンペティション部門で是枝裕和監督作『万引き家族』が最高賞パルムドール受賞
日本人では1997年の今村昌平監督作『うなぎ』以来21年ぶり。
そんな是枝監督が、何を考え、何を作ろうとしたのか、反省と展望を、余すところなく書いた本が、こちら。




是枝裕和監督の場合、ドキュメンタリー、テレビ出身という出自が、作風に大きくかかわっている、ということがわかった。
ドキュメンタリーとは何か、テレビとは何か、そして、映画とは何か。ドキュメンタリーとフィクションの狭間で、考えたこと、感じたことが、ありのままに書かれていて、映像制作に携わる者として、目から鱗である。

どうして企画したのか、どのように交渉したのか。舞台裏まで、しっかりと書かれているのが、貴重。
414ページ、8年がかりの本。内容は重厚。

私は、紆余曲折を経て、2012年に役者を初めて、今、8年目を迎える。
ドラマ、映画、まれにCMの仕事をしているが、まだ、是枝組には、ご縁がない(2017年末、某撮影所の中で、ニアミスしたことしかない)。

つい、昨日、一昨日とCMの現場でご一緒した役者の清水一彰さんが、是枝組に5回呼んでもらった、とのこと。
ドラマ『ゴーイング マイ ホーム』、映画『そして、父になる』、『海街diary』、そして、新作映画万引き家族』など。
是枝監督ご自身で、脚本、撮影、編集までされているのは、すごい、と。

この本では、各作品について、ほぼ、時系列で、企画意図、脚本、キャスティング、演出手法、映画祭への戦略など、事細かに描かれている。少なくとも、是枝組に関わろうとする関係者にとっては、必読の書。

清水さんにも、この本のことをお知らせしました(たぶん、読んでいただけるか、と)。
撮影現場に、持っていこうとも思いましたが、なにせ、分厚いので。
口頭で説明しましたが、探していただけただろうか??

映画「三度目の殺人」のティーチインイベントの抜粋。
是枝裕和監督が10月2日、最新作「三度目の殺人」(公開中)のティーチインイベントを、都内の劇場で行った。(中略)
是枝監督に触発されて映画製作者を目指しているという高校生が、映画製作で1番大切にしていることを聞くと「自分が面白いと思うものを撮るのが1番。それがスタートだと思います。順番としてはそれでいいと思う」「誰の作品のどんな悪口を言うつもりもまったくないけれど、『これは誰が作りたくてできてるんだろうな』と思う映画が1番腹が立つ。強い思いのある映画は見ていてわかる。そういう強度、強さを持っている映画を僕は作りたいし、見たい」と回答。質問者に、「強い作品を作って下さい」とエールを送っていた。
最後には、「見終わった後にご家族やご友人たちと色んなことを話し合うのも、映画体験として僕は大好きな時間。そんな時間が今回の映画はたっぷりあるなと、作った側の人間としても無責任に思っております。そんな時間も含めて楽しんでいただけたら嬉しいです。そろそろ自分のなかではこの映画にピリオドを打って、次の作品に向かうタイミングに差し掛かっているのですが、この映画が日本だけではなく、海外にも広がっていけばいいなと思います」とほほ笑んでいた。
(映画.com)

本文の最後の一文「次は、少し「ホーム」から視野を広げて、法廷モノにチャレンジしてみようと思っています。」には、ゾクッとした。
映画「三度目の殺人」(主演:役所広司)のことである。

新しい歴史が生まれる前夜。
その歴史的瞬間が、この本には、確かに、刻まれている。

映画、ドラマ、CM。なんとか、この世界で、何かを残せたら。そう思い、本を閉じました。

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最も遠い銀河〈上〉 [単行本] 白川道

今日の、おすすめの小説は、こちら。




【PC用リンク】最も遠い銀河〈上〉

【携帯用リンク】最も遠い銀河〈上〉


《あらすじ》

晩秋の小樽の海。
一隻の漁船の網が女性の変死体を引き揚げた
(死体の首には、なぜか銀製のテッポウユリのペンダント)。

懸命の捜査も虚しく、事件は迷宮入り。

一方、東京の地で、新進気鋭の建築家として名を馳せている桐生晴之。
周囲から一目も二目も置かれる男だが、その過去はベールに包まれていた
(彼の首にテッポウユリのペンダントが吊るされている)。

人知れぬ哀しい純愛と、たぎる怒りを抱え、建築家としての成功を目指す晴之と、
小樽の死体遺棄事件が、クロスする。


《ドラマ》

2013年に2夜連続、およそ5時間にわたる長編として、
テレビ朝日系列で、ドラマ化決定。

元・小樽署の刑事・渡(63歳)に三浦友和。

上司の命令で渡を“見張る”ことになる女性刑事・薫に小西真奈美。

才能と容姿に恵まれ、新進気鋭の建築家・桐生に伊藤英明。

桐生の死んだ恋人の美里とウリ二つの美しい社長令嬢・茜に蒼井優。

監督は、『相棒』シリーズでおなじみの和泉聖治。

サスペンスフルで奥深い人間ドラマを、壮大な映像で描く、とのこと。





テーマ:小説 - ジャンル:小説・文学

【木10】木曜劇場 東野圭吾ミステリーシリーズ【ドラマ原作小説】

今日のおすすめの小説は、こちら。

犯人のいない殺人の夜



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犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)

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怪しいひとびと



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あの頃の誰か



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あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12)

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2012年7月のフジテレビの木曜劇場の内容が発表。
国民的人気作家・東野圭吾の短篇小説集
(『犯人のいない殺人の夜』『怪しいひとびと』『あの頃の誰か』光文社文庫、好評発売中!!)から
11作品を厳選。週替わりの"主演"と"ストーリー"でお送り。

シリアスあり、コメディータッチあり、ホラーテイストあり。
これまでにない冒険的スタイルで、テレビドラマの原点、面白さを追求。
日本のドラマ界に旋風!?


《唐沢寿明》
犯人のいない殺人の夜』という短編集に収められている『さよならコーチ』。

《松下奈緒》
大阪を舞台に殺された夫の事件を追う本格ミステリー『エンドレス・ナイト』。

《観月ありさ》
謎めいた少女がおこした殺人事件に巻き込まれてしまった弁護士の運命を描く『レイコと玲子』。

《反町隆史》
疑惑の事故で娘を失った男の究極の葛藤を描く『甘いはずなのに』。

《長澤まさみ》
殺された恋人が残した文字謎(シャレード)を追うコメディータッチのミステリー『シャレードがいっぱい』。


(他の作品の主演については現在、調整中。2012年5月15日現在。)



犯人のいない殺人の夜(坂口憲二)

白い凶器(戸田恵梨香)

小さな故意の物語(三浦春馬)

結婚報告(広末涼子)

再生魔術の女(鈴木京香)

2012年7月5日木曜 よる10時スタート。





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2012年本屋大賞のノミネート作品

2012年本屋大賞ノミネート作10作品
2012年1月23日に発表された。








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(オリコン2010年)年間“本”ランキング(ベストセラーランキング)

ベストセラーランキング2010年度の一覧は、こちら。
今なお、売れている本も、ちらほらランキングしています。


【2010年度の書籍売り上げ年間ランキング】
オリコン 2010年11月30日発表 数字は推定売上部数)


オリコンより作成
※【調査期間】 2009年11月23日~2010年11月21日
※全国約1700の書店の売り上げ実績から推定部数を算出






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紀伊国屋文左衛門

Author:紀伊国屋文左衛門
東京で、映画、テレビ(ドラマ・バラエティ)、インターネット、モバイルの、お仕事をしています。






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